局所性と大きさ

そして特に細菌に多いと言われている巨大な融合タンパク質は、名前空間的なアプローチと言えると思います。

多細胞生物化すると、今度はオブジェクト指向プログラミング的なアプローチが可能になり、グローバル変数の問題が一気に解決されます。オブジェクト指向プログラミングでは各オブジェクト内部の変数は隠蔽されますので、オブジェクト間で変数名がぶつかる心配はありません。


生物とオブジェクト指向プログラミング: 細胞とグローバル変数
http://www.castle104.com/blog/?p=681

JavaScriptでいうと
前者が長い変数名によって名前空間の代用をして名前衝突を回避する方法。
後者はクロージャに近いなと思いました。

長い変数名を使うことはその効率性(機能/文字数みたいな)を少しづつ犠牲にしていくことになり、コードの規模に対して収穫逓減の結果になります。
なので、クロージャを定義して、クロージャの窓口変数を必要なときに使っていく方が効果的にコードを大きくしていくことができます。(勿論階層化も必要。)

多細胞生物は機能の獲得とコストのトレードオフを緩和するために多細胞生物になったということだと思います。

大規模なシステムの構成には構成要素を低コストで区別するということが必要ということでしょうか。